今朝は朝七時ちょうどに起床した。
昨日予約したバスの出発時間まではまだたっぷり時間があるので一人でホテルの周りを散歩することにした。
喫茶店でヒマラヤンコーヒーを飲んでからホテルに戻り、出発予定の15分前にバス乗り場に到着すると、バスはまだ到着していないようだ。
出発時間の9時を過ぎても一向にバスが現れないので、旅行代理店に電話してみると、既に出発した後だと言う。
急いでタクシーを拾ってなんとか停車しているバスに追いつくことが出来た。
バスの運転手によると、どうやらバスの乗り場は私たちが待っていた場所から100メートルほどズレていたらしい。
前日バスのチケット売り場の女性からは、直ぐその前だと指差して教えてもらったのだけれども、どうやらそれは違っていたらしい。
こうして9時出発のバスに30分遅れて乗車し、バスはポカラへ向けて走り出した。
バスの運賃は片道でカトマンズからポカラまで一人1200円から1600円(バスのグレードによる)
カトマンズからポカラまでは距離にして約200キロであるが、走行中に追い越せない大型トラックが前を走っていたり、道もほとんど舗装されていなかったりと何かと時間を要する。
なるほど、これなら八時間掛かるのも仕方ない。
車中で友人に思い切って胸の内を告白することにした。
私「実は昨晩、ベッドの中で罪悪感に苛まれていたんだ」
彼「どうしたんだい?」
私「君に嘘をついてしまった」
私「私は36歳だと言ったが、本当はもっといってる!」
彼「一体君はいくつなんだい!? 友情に歳なんて関係ない」
私「とにかくそれ以上なんだ」
こうして誤魔化して、とにかく友人に嘘をつくという事だけはなんとか免れた。
↓ 動画だよ。
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それから途中休憩を4回くらい挟み、結局九時間近く掛かってポカラに到着した頃には、もう夕方6時を過ぎていた。
昨夜会ったロシア人とトルコ人の二人組は、午前中のフライトでとっくにポカラに到着していたようだ。
カトマンズーポカラ間
ツーリストバス=1200円から1600円
国内線飛行機=約13000円
先に荷物をバスから降ろした友人が、タクシー運転手と値段交渉している。
タクシー運転手「五百円です」
友人「高過ぎる、三百円だ!」
私「・・・」
友人はドバイの弁護士事務所に勤務する国際弁護士である。
若いとは言え、年収3000万円は下らないのでは無かろうか・・・。
しかもそんな大金が所得税無税でそのまま手取りとして口座に振り込まれるのである。
そう考えると、どうしても滑稽に聞こえなくもない。
その値切った二百円は死ぬ間際、絶対使わずにこの世を去ることになるだろう。
こうして友人の交渉の甲斐あって、二人で三百円でタクシーに乗車してホテルに向かうことになった。
彼が支払った三百円はスプリットビルという割り勘アプリにキッチリ計上され、後で150円彼に支払うことになった。
友人が教えてくれたこのアプリ、割り勘をする際に非常に役に立つようだ。
ホテルにチェックインしてから、二人で夕食に出かけることにした。
夜の湖畔は静かだけども店がたくさん並んでいて、いい雰囲気を醸し出している。
ここで数ヶ月ゆっくり過ごすのも悪くない。
到着して直ぐに、もうポカラが好きになってきた。
明日へ続く・・・