三年寝太郎ライフ
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ビジネス・仕事

どんなバイトがオススメ?〜若かりし自分に伝えたいこと〜

まだ私が学生だった頃、どんな基準でアルバイトを選んでいただろうかと振り返ってみる。

それは一言で言うと、時給が高くて楽ちんな仕事である。

私が学生時代に経験したアルバイトは次の通りである。

アイスクリーム工場

私の任された任務は、あのコンビニで売られているアイスクリームのカップに
蓋を被せる役割である。
戸愚呂を巻いて出来上がったばかりのアイスクリームコーンがベルトコンベアーに乗って押し寄せてくる。
このアイスクリームにひたすら蓋をするのが私の任務である。
ゲームセンターにあるモグラ叩きをイメージしてもらえると分かりやすいだろう。
この単純高速作業はやたら時間が長く感じられるのである。
永遠の時を生きたいと思うのならば、この仕事は良いかも知れない。
感覚的において時間延長が起こるからだ。

当時、私もまだ18歳でハンサム盛りである。
一緒に働く女の子が話しかけて来てくれて少しは気が紛れた。

この仕事は、初日に五時間勤務した後で一身上の都合で退職を申し出た。
仕事における、初めての人生の挫折である。
アイスクリームの大群の前に平伏したのである。
(単調すぎて辛い)

仕事終わりにロッカーで着替えてからふと思う。
あの話しかけてくれた女の子はどの娘だったのだろうか?
お互い完全に頭巾とマスクで覆われて仕事をしていたので、顔が認識出来なかった。
彼女からしたって、私は謎のソフトクリーム野郎である。

帰りにコンビニでアイスクリームを買って帰った。
なんだか不思議な親近感が湧いたのを覚えている。

時給は1000円だったと思う。

この仕事のポジティブな側面
コミュ力も能力も要求されない。
時給は高め。
ひたすら考え事する時間はたっぷりある。

この仕事のネガティブな側面
人との出会いや交流が無い。
単純作業はひたすら退屈。(忙しいくせに退屈)
自分の特性や能力を一切活かせていない。
一切のキャリアアップがない。

工事現場での資材搬入作業

当時大学で所属していた拳法部の大先輩が経営していた会社にバイトとして雇われた。

早朝バイクで各現場まで向かってトラック運転手と合流し、資材の搬入を行う。
早い時なら四時間程度で、長くて八時間程度の仕事だった。
日当として7千円から1万5千円位の仕事だったと記憶している。
早く仕事が終わった時は、ラッキーな気分になったものである。
体を動かす仕事も悪くないと思い始めたのはこの時である。

この仕事のポジティブな側面
時給換算すると、割がいい。
身体を動かしていると、時間が早く感じる。
身体を動かすのでエクササイズにもなってちょうど良い。

この仕事のネガティブな側面
現場作業故に、女性との出会いが皆無。
早朝4時ごろに起きて、寒い中現場に向かわねばならない。
搬入するだけの仕事なのでキャリアアップなどない。

この仕事は2年くらい続けたが、当時は良い仕事を紹介して貰えたと感じていた。

ファミレスの厨房

経験したことのある人なら分かると思うが、ファミレスの厨房は本当に蒸し暑い。
灼熱フライドポテトとも格闘しなければならなかったし、つい出来心でエビフライを盗み食いしたらバレて叱られた。
超スリムなエビに衣を巻きつけて如何にデッカい海老野郎に見せるかが私の主な任務の一つ。

時給は八百円くらいだったと思う。

この仕事のポジティブな側面
コミュ力さえあれば友人も恋人も容易に作れるだろう。

この仕事のネガティブな側面
油を前にして灼熱の労働環境が辛い。
ファミレスなので、調理能力はほぼ向上しない。

この仕事は5ヶ月程所属していたが、あまりにシフトがまちまちでバイト代が安定しないので退職を申し出た。

お好み焼き屋さん

家族経営の小さなお好み焼き屋さんで夜の部のバイトとして雇われた。
夕方拳法部で拳を握り、夜はお好み屋でコテを握る。
手の動き自体は似たようなものである。

仕事終わりには賄いのお好み焼きを食べつつ、酎ハイライムを飲んで毎日バイクで帰宅した。

家族経営だったことも手伝って、非常に良くしてくれたと思う。
例えば休日などに家族に混じってバーベキューや花見なんかにも連れて行ってくれた。

当時時給は770円であった。

当時の私はハンサム盛りである。
来店する若い女性からアプローチされたりしたことも何度かあった。

この仕事は2年ほど続けたが、私自身の引っ越しにより辞めることになった。

この仕事のポジティブな側面
雇用主と、より家族的な関係を得ることが出来た。
ホールとキッチンの両方をやることが出来た。
出会いがあった。
コミュニケーション力を磨くには最高の環境であった。

この仕事のネガティブな側面
バイトという立ち位置においては何も無く、良いバイトだったと思う。

コンビニバイト

当時、時給は八百円くらいだったと思う。

この仕事のポジティブな側面
友達や異性との出会いはいくらでもある。
コミュニケーションを磨く場としては良い。

この仕事のネガティブな側面
不特定多数の客層を相手にする為、質の悪い客も丁重に扱う必要がある。
安い時給で働いている割に横柄な態度をとってくる客もいて割に合わない。
(これは日本独特であると思う、何故なら海外ではお客様は神様などでは無いからである)

おすすめバイトのまとめ

注目すべきポイントは以下の通りになる。

1:良き人との出会いが人生を開く、良質な出会いはそこにあるか?
2:今が恋愛絶頂期、素敵な異性と出会えるような職場環境か?
3:成功を左右する”コミュニケーション能力”を磨ける環境か?

⭐️バイトに裁量を与える職場など普通は無いし、キャリアアップも基本ない。
ではそこで何を得られるか?それは出会いとコミュ力の向上である。
時給1500円だろうが700円だろうが、いずれにせよ将来的には取るに足らない小さな額でしかない。

今しか得られないものを、そして将来大きく結実する価値を得よ。

私がタイムマシーンに乗れるなら、そう彼に伝えたいと思う。

今回は、あくまでバイトについてのみ言及しているけれど、社会人になってからの仕事の価値、働く意味については別の記事でより深く考察を述べて行きたいと思う。

とはいえ、全て私の感想でしかない。

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ABOUT ME
藍井 隆
アラフォーにて失意の失職、屈辱に塗れて人生のどん底を味わう。 その後三年間を期限とした計画的無職”三年寝太郎計画”を経て、現在アラブ首長国連邦ドバイ在住、日系企業ドバイ支社代表、趣味は世界旅行。 著書:三年寝太郎アラフォー無職世界放浪記

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    僕はコンビニのバイトと牛丼屋が利益で言えば一番メリットがあったかなと思います。
    コンビニは廃棄商品をもらえたし、牛丼屋も夜勤で肉🍖食べ放題でした笑
    逆に メリットがなければやろうと思わない職種ですね。

    やっぱり人間関係がいいところが最高なのでレンタルビデオ屋に一番の思い出がある笑☺️

    • 藍井 隆 より:

      コメント有難う御座います。

      そうですね、バイトと言うのは色々なメリットもあるものですね。

      確かに、結局人間関係が全てかも知れませんね。

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